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スポーツマット・エバーマット・ボルダリングマット専門店

BOLDER COLUMNボルダーコラム

クライミングマット(ボルダリングマット)のおすすめの選び方を分かりやすく解説!

東京オリンピックの競技にも採用されたボルダリング!

今では、自宅にボルダリングの壁を設置するお客さまも増えています。

 

そのため、安心してボルダリングを楽しめるよう、ボルダリング(クライミング)用マットの需要も伸びてきています。

 

そんな、ボルダリング用マットですが…

どのくらいのサイズが良いの?

中身のウレタンはどれが良いの?

カバーはどんなものがあるの?

いろいろと分からない事がありますよね。

 

そこで、今回は、マットに関するその疑問を私たちが解決します!

 

ウレタン加工60年以上の経験で、クライミング・ボルダリング・スポーツ用のマットの選び方を詳しく解説。

 

マットの選び方に困っている方はもちろん、これからボルダリングを始められる方にも役立つ情報ばかりを揃えました。

ぜひ、ご活用ください!

 

 

1. クライミング(ボルダリング)マットの必要性

みなさんに質問です。

もしも、ボルダリングの壁の一番高い所から落ちた場合、どのくらいの衝撃が加わるか知っていますか?

 

体重30kgの子供が、高さ4mから落下した場合、その衝撃は約2.7tにもなります。

(計算上のため、実際とは異なります。)

 

計算式は、以下の通りです。

<計算>

落下速度V=√2gh=√2*9.8*4=8.85m/sec

0.01secで速度8.85m/secが0m/secまで減速したと仮定します。

加わる力F=(mV)/t=(30*8.85)/0.01=26550N

 

ニュートン(N)は、質量(kg)と重力加速度(g)をかけたものです。

分かりやすくkgで表すには、重力加速度で割ってあげます。

重力加速度9.8で割って2709kg、トン数で表せば2.7tくらいです。

 

高さ4mから落ちると、なんと「2.7t」もの衝撃が加わります!

その衝撃に耐えられるようにするため、ボルダリングの壁の下には、マットが必要不可欠なんです。

 

 

2. クライミング(ボルダリング)マットのおすすめサイズについて

(1)厚みについて

ボルダーでは、下の計算式をもとに厚みのご提案をしています。

 

マットの目安厚み

={壁の高さ-使用者身長(一番小さい人の身長)}×10%

 

[実際に計算してみると]

Q. ボルダリングの壁「4m」を、身長「100cm」の子供が使う時の安心できるマットの厚みは?

A. マットの厚み

=(壁の高さ400cm-使用者身長100cm)×10%

30cm

 

※上記計算式は、あくまでも目安です。

使用環境によって安全性は異なります。

そのため、安全を保証する数値ではございません。

参考程度にお考え下さい。

マットの厚みがどれくらいにしたらいいか分からないという方は、お気軽にお問い合わせください!

 

 

(2)クライミングマットの幅と長さについて

一般的には、ウレタンの原反サイズやカバーの規格サイズ以下で決定します。

ボルダリング壁の大きさ、部屋の大きさによっても異なります。

 

一般的なウレタンのサイズ一覧

ソフトウレタン

  • 1000×2000mm
  • 1200×2000mm
  • 1500×2000mm
  • 2000×3000mm

ミディアムウレタン

1000×2000mm

ハードウレタン

  • 1000×2000mm

ウレタンのサイズでご検討いただけるとコスト的にもお安くなります。

 

カバーの規格サイズ一覧

  • 1000×2000mm
  • 1500×2000mm
  • 2000×3000mm
  • 3000×3000mm
  • 2000×4000mm

上記カバーの規格サイズ以外のオーダーサイズも承っています。

お見積もりの際には、ご希望のサイズを教えてください。

 

壁からの奥行きについて

ボルダーでは奥行きの目安を「1000mm以上」、または「壁の高さの1/3以上」をお願いしています。

あくまでも目安となりますので、一番危険な落ち方を想定して奥行きを決定してください。

 

壁と並行する長さについて

ボルダーでは長さの目安を「壁の長さ以上」、または「+20~30%以上」をお願いしています。

こちらも、あくまで目安となりますので、一番危険な落ち方を想定して奥行きを決定してください。

 

実際に使う場面を想定してみる

例えば、壁の広さが「3m」、高さ「3m」の屋内、使用者身長「1m」の場合を想定します。

・案1 200×1500×2000mm

2枚(規格サイズ)

・案2 200×1000×2000mm

2枚(規格サイズ)

・案3 200×1500×3000mm

1枚(オーダーサイズ:中身のウレタンは貼り合わせ)

 

 

3. クライミング(ボルダリング)マットのおすすめのウレタンは?

ボルダーでは、ボルダリング用マットの中身のウレタンフォームを3種類ご用意しています。

■ウレタンフォーム

ソフトウレタン

[密度] 16kg/m3 [硬さ] 88.2±19.6N

 

ミディアムウレタン

[密度] 20kg/m3 [硬さ] 117.6±19.6N

 

ハードウレタン

[密度] 25kg/m3 [硬さ] 156.8±19.6N

それぞれの特徴がございますので、お客さまのご予算にあったウレタンをご提案いたします。

 

 

ウレタンフォーム以外にも、チップウレタンフォームポリエチレンフォームという素材がございます。

それぞれの特徴や活用事例は、以下の通りです。

■チップウレタンフォーム

[活用例]

ウレタンフォームと組み合わせて貼り合わせることで、ウレタンだけのマットよりも底付き感が少なく、衝撃が和らいで安心感が高まります。

 

■ポリエチレンフォーム

[活用法]

ウレタン上部に貼り付けて、強度を高めます。

マット上での歩きやすさを重視される方にオススメの素材です。

 

 

4. クライミングマット(ボルダリングマット)のおすすめカバーは?

ボルダリングマット用のカバーは素材、構造、機能性にそれぞれ違いがございます。

 

(1)カバーの素材

カバーの素材は、屋内用と屋外用で2種類ございます。

[屋内用クライミングマット]

屋内用は、3号帆布を使用しており、カラーは白のみです。

屋外用に比べて価格が安いです。

 

[屋外用クライミングマット]

屋外用は、ポリエステル防水帆布を使用しており、防水性が高いことが特徴です。

汚れたときには水拭き等で拭き取ることができます。

カラーは赤・青・黄・緑の4色ご用意しております。

 

(2)構造

カバーの構造は、

通常の板状2つ折り3つ折りの3種類ございます。

自宅用で使わない時に、スペースを確保したい方は、2つ折りや3つ折りがおすすめです。

 

横長のクライミングウォールを使用する時に、

「1枚のマットでは長さが足りない…」

そんな時に重宝するのがマジックテープ加工

カバー自体にマジックテープ加工を施すことができますので、マット同士にすき間を作りたくない方におすすめです。

 

(3)機能性

カバーの素材には、抗ウイルス抗菌タイプの商品もございます。

安心してお使いいただくための1つの選択肢として、ご検討してみてはいかがでしょうか。

 

5. まとめ

・壁の高さ4mから落ちると、

衝撃は約2.7t!マットは必要です。

・マットのサイズは、ボルダリングの

 壁の大きさや、部屋のスペースから決めてください。

・カバーには大きく2種類(屋外用or屋内用)がございます。

・マットの中身のウレタンは複数ございます。

 お客さまのご希望に合わせたマットをご提案いたします。

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